2020年度のなんだこれ?!サークルは、小学4〜6年の子どもと、20才以上の大人で行うリモート……じゃなくて通信制。毎月郵便で届くパイセンからの手紙を手がかりに、それぞれの家や近くの公園でそれぞれのなんだこれ?!を考え、かたちにして、写真や動画に撮って送ってください。ユーチューブ番組でパイセンたちがコメントつきで世界に向けて紹介します。
期間:2020年9月から2021年3月まで(7ヶ月間)
対象: 小学4〜6年生の子ども、もしくは20才以上の大人
対象地域:日本国内にお住まいの方ならどこからでもOK
定員:子ども 15名 / 大人 15名(先着順)
ぶちょー(メイン講師):岩淵拓郎
パイセン(ゲスト講師):飯川雄大、塚原悠也、中辻悦子、前田耕平、南野詩恵、毛利 桂
募集期間:7月15日(水)〜8月15日(土) ※定員に達したら締め切ります。
参加料:子ども 15,000円(税込)/大人 22,000円(税込)
※制作費・課題提出時の郵送費等は別途ご負担ください
企画:メディアピクニック、大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]
主催:大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]
思わず「なんだこれ?!」と言ってしまいそうなことを考え、実際にやってみたりかたちにしたりして、誰かを「なんだこれ?!」と言わせる活動を行う世界的なサークル。1917年に結成されたと言われているが、もっともっと前からあるという説もある。基本的に参加資格は一切なく、性別、国籍、宗教に関係なく、誰でも自由に活動に参加することができる。モットーは「なんだこれ?!はちょークール!」。
2019年度なんだこれ?!サークル@enoco より
こんにちは、ぶちょうの岩淵です。おもに本を作る編集という仕事をしています。好きなものはアートです。友だちを家によんでパーティーをすることが好きです。好きな食べ物はぎょうざとマンゴです。食べられない食べ物はサンショウです。いろんなことに興味がありますが、勉強も運動もあまり得意じゃありません。「ブッチーぶちょう」と呼んでください。
◎ウェブサイト → https://mediapicnic.com/
(1)月の初めに、さまざまな分野で活躍するなんだこれ?!サークルのパイセンから参加者へ、手紙が郵送で届きます。手紙には、その月に取り組むなんだこれ?!サークルの課題と、課題を行うための参考資料(一部はユーチューブなどの動画)が含まれます。
(2)パイセンからの手紙をよく読んで、課題をおこないます。課題といっても、パイセンが考えたなんだこれ?!をやるのではまく、自分だけのなんだこれ?!を考えてやります。なんだこれ?!に正しい答えなんかない!
(3)できたなんだこれ?!を、映像や写真や音声にとって、月末までにネットでenocoに送ってください。ネットで送れないものは、郵便でもOK。お家のネットのデータ制限(上り回線)には、気をつけてね!
(4) enocoにとどいたなんだこれ?!は、ユーチューブ番組「なんだこれ?!アワー(仮)」でパイセンのコメント付きで紹介します。みんなのなんだこれ?!は、インターネットなどで公開されます。
(5)1〜4を毎月くりかえします。
リモートじゃなく通信制
コロナ禍で大変な2020年度、なんだこれ?!サークルは初の通信制で実施します。と言っても、ZOOMなどを使った流行りの「リモート」ではなく、あえて郵便やメール、ユーチューブなどの単方向メディアを組み合わせて、それぞれがそれぞれの場所と時間で活動します。通信制だからこそ、自分のペースでじっくり考えて、自分が納得するまで、時間をかけて活動することができます。
来る!パイセンたち!
毎月さまざまな分野で活躍するパイセン(「先輩」の意味)たちがやってきて、それぞれのなんだこれ?!の作り方を伝授。それがそのままその月の課題になります。さらに、ユーチューブ番組「なんだこれ?!アワー」にも出演、参加者から送られてきたなんだこれ?!にコメントしてくれます。
子どもと、大人と。
これまで主に小〜中学生が対象でしたが、「大人もなんだこれ?!がしたい!」との声がたくさんあったので、子どもも大人も一緒に参加できるようにしました。ともに刺激しあいながら、それぞれのなんだこれ?!を見つけましょう。
1981年兵庫県生まれ、同地を拠点に活動。人の認識の不確かさや、社会の中で見逃されがちな事象に注目し、鑑賞者の気づきや能動的な反応を促すような映像、写真、インスタレーションを制作。2019年「六本木クロッシング2019展:つないでみる」(森美術館)、「美術館の七燈」(広島市現代美術館)に出品。震災復興支援と防災・減災のためのフリーペーパー「震災リゲインプレス」に「猫の小林さん」を掲載。4月より十和田市で「デコレータークラブ―ピンクの猫の小林さん―」のアートバスが運行中。7月からは、ヨコハマトリエンナーレ2020と高松市美術館でデコレーダークラブの新作を発表予定。
◎ウェブサイト → http://www.takehiroiikawa.com/
2006年にコンタクトゴンゾというチームを作り、体を動かすことによって作品を作るようなことを中心に活動を行っています。あまり決まりを作らずに、チームのみんなでぐわーっと殴り合ったり、体をぶつけ合ったり、ゴムと木材で作った機械で果物を時速100キロ位で飛ばして自分たちの体に当てたりしています、あとは山の中にテントを張って何日間も暮らしながら写真を撮ったりもします。芸術の専門家でさえ、これは芸術じゃないといって怒ったりするときもありますが、あまり気にせずにチームのみんなでたのしく世界中を旅しています。
1937年、大阪府生まれ。平面、立体、版画など素材を問わず「ひとのかたち」をテーマにした作品や絵本も作ったりしています
1991年和歌山県生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科構想設計専攻修了。人や自然、物事との関係や距離に興味を向け、自身の体験を手がかりに、映像やパフォーマンスなど様々なアプローチによる探求の旅を続けている。近年の活動に、南方熊楠の哲学思想を追った「まんだらぼ」プロジェクトや、タイにナマズを探しにいく「パンガシアノドン ギガス」などがある。
◎ウェブサイト → http://koheimaeda.com
1986年大阪府出身、京都府在住。衣装と作家。大学在学中より演劇衣装を製作する。これまでにサファリ・P、Monochrome Circus、康本雅子作品、高橋匡太作品など、さまざまなジャンルの舞台衣装を製作。一児の母。2016年、舞台芸術団体「お寿司」を立ち上げる。作・演出・衣装を南野が担当し、生地と文字を媒体として、演者の内外からアプローチを試みる。2019年京都芸術センター×ロームシアター京都 U35創造支援プログラム”KIPPU“選出。
◎作品の映像 → https://youtu.be/I2wOTxcalOs
◎稽古の映像 → https://youtu.be/37Yvg0v9WdU
◎インスタグラム → @shie_minamino
1998年からTechnicsやポータブルプレーヤー、エフェクトなどにより独自のターンテーブル奏法を模索追究しつづける実験ターンテーブリスト / サウンドアーティスト。 国内外の美術館やフェスに参加。また、京都のパララックスレコードの店長。
◎ウェブサイト → http://www.parallaxrecords.jp/katsuramouri/
◎パララックスレコード → http://www.parallaxrecords.jp
なんだこれ?!サークルは、2014年に編集者の岩淵拓郎と子ども向けアートワークショップの企画・制作を行うタチョナプロジェクト(現、一般社団法人タチョナ)が共同開発した、表現と思考のための連続ワークショッププログラムです。《なんだこれ?!》というキーワードを起点に、表現と鑑賞を地続きに行き来しながら、ジャンルや形態にとらわれることなく、参加者がそれぞれの《なんだこれ?!》を模索していきます。
ん、《なんだこれ?!》って何? それは文字通り、疑問であり、驚きです。わたしたちはいろんな表現を見たり聞いたりして疑問に思ったり、驚いたりします。一方、それらの表現は、それを創り出した表現者の疑問や驚きがかたちや音や動きになって現れたものです。鑑賞者の《なんだこれ?!》と、表現者の《なんだこれ?!》。それらは本質的に同じものであることは、これまでのなんだこれ?!サークルで子どもたちが生み出した《なんだこれ?!》を見れば明らかです。彼らは自ら見つけた疑問や驚きをそのまま目の前に差し出し、それを受け取ったわたしたちは思わず「なんだこれ?!」と言ってしまうのです。
今回のなんだこれ?!サークルは通信形式なので、チャレンジとして子どもと大人が一緒に参加できるようにしました。子どもと大人がともに学びあう7ヶ月になればいいなと考えています。子どもも大人も、ぜひふるってご参加ください。
なんだこれ?!サークルは、メディアピクニックと一般社団法人タチョナの共同で展開しています。
メディアピクニック
兵庫県宝塚市雲雀丘3-16-20
mediapicnic.com
一般社団法人 タチョナ
大阪府大阪市西区江之子島2-1-34 大阪府立江之子島文化芸術創造センター内
touchonart.net