ぶっちーぶちょう《まいにち しんぶん》

制作のためのメモ
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まいにち しんぶん

作者:ブッチーぶちょう(いわぶちたくろう)
制作年月:2020年10月

作者の説明:かっこいいにはかっこわるいがつきものだし、かっこわるいにもかっこいいがいる。それをよく体現しているもののひとつが「おっさん」だとおもう。おっさんは、かっこわるいを経てかっこよくなるし、かっこいいを経てかっこわるくなる。おっさんとはそういう生き物なのだと、自分がおっさんになって思う。
さて、おっさんといえば新聞。新聞は水に濡れると、社会的な意義を持ったメディアからだらしのないだけの何かに変わる。びしょびしょの新聞はかなりかっこわるいと思う。でもそれが乾くと、かっこわるさを抱えたまま、物質としてのなんとも言えない強度を持つ。
南野詩恵パイセンの「かっこわるい方にすすむ」を聞いて、ずいぶん昔に荒木瑞穂さん(←かっこわるくてかっこいいおっさん!)という人が、週刊誌を水につけて「リアルだ!」と言っていたのを思い出し、自分なりに展開しました。